・・・・History of aquarium.
水族館物語
積丹ブルーを望む、小さな丘の上の水族館。
それが、ここ「レインボー水族館」です。
北海道の七重町(ななえまち)に誕生して、もう半世紀以上が経ちます。
始まりは、一頭の迷子のトドでした。
春の浜辺に、親とはぐれた幼いトドが打ち上げられることは、珍しいことではありませんが、町の人々はその小さな命を見つけても、どうすることもできず、ただ見守るしかありませんでした。
それでも、なんとか助けたいと、手探りで保護をはじめたのが、この施設の起こりです。
最初に保護されたトドの子供は「ナナ」と名付けられ、
1年後、仲間の待つ海に帰っていきました。
その後も迷子の海獣は浜に現れ、保護される個体は増えていきました。 中には、海へ返すことのできない子もいました。 そうした命を最後まで受け止める場所として、この施設は少しずつ形を整えていきます。 海獣たちと向き合う時間は、その習性への理解を深め、 その知識はやがて、町の大切な産業である漁業の被害を防ぐ知恵にもつながっていきました。 こうしてこの場所は、海獣だけでなく、町にとっても大切な存在になっていったのです。
あるとき、そのときの町長が、この施設をもっと多くの人のために役立てようと考えました。
北海道の海を広く知ってもらうために、水族館にする計画を立てたのです。
北海道には、雪の降る冬があります。
坂道の多い七重の町まで人が来てくれるのか、心配の声もありました。
それでも、海を大切にする心を育てたいという町の人々の思いが力となり、
この水族館は誕生しました。
水族館の名前は、七重の小学校の生徒たちによって考え決められました。
七重の「七」にちなんだ、七色の虹——「レインボー」です。
七という字には、この町の人たちが大切にしてきた思いがたくさん込められています。
七重町の名前はアイヌ語に由来するといわれ、
ナンナヒエ、「ナンナ(母)」と「ヒエ(恵み)」という言葉が語源とされています。
北海道の地名によく見られる、大地と海への深い敬意が込められた名です。
そして、深い積丹の海は、底に向かって青の色が七層に重なって見えることから、
古くから「七つ重ねの海」と呼ばれてきました。
母なる海の恵みへの感謝、そのエネルギーと命の尊さへの思い——。
それらすべてが詰まったのが、
ここ、レインボー水族館なのです。
積丹ブルーを望む、小さな丘の上の水族館。
それが、ここ「レインボー水族館」です。
北海道の七重町(ななえまち)に誕生して、もう半世紀以上が経ちます。
始まりは、一頭の迷子のトドでした。
春の浜辺に、親とはぐれた幼いトドが打ち上げられることは、珍しいことではありませんが、町の人々はその小さな命を見つけても、どうすることもできず、ただ見守るしかありませんでした。
それでも、なんとか助けたいと、手探りで保護をはじめたのが、この施設の起こりです。
最初に保護されたトドの子供は「ナナ」と名付けられ、
1年後、仲間の待つ海に帰っていきました。
その後も迷子の海獣は浜に現れ、保護される個体は増えていきました。 中には、海へ返すことのできない子もいました。 そうした命を最後まで受け止める場所として、この施設は少しずつ形を整えていきます。 海獣たちと向き合う時間は、その習性への理解を深め、 その知識はやがて、町の大切な産業である漁業の被害を防ぐ知恵にもつながっていきました。 こうしてこの場所は、海獣だけでなく、町にとっても大切な存在になっていったのです。
あるとき、そのときの町長が、この施設をもっと多くの人のために役立てようと考えました。
北海道の海を広く知ってもらうために、水族館にする計画を立てたのです。
北海道には、雪の降る冬があります。
坂道の多い七重の町まで人が来てくれるのか、心配の声もありました。
それでも、海を大切にする心を育てたいという町の人々の思いが力となり、
この水族館は誕生しました。
水族館の名前は、七重の小学校の生徒たちによって考え決められました。
七重の「七」にちなんだ、七色の虹——「レインボー」です。
七という字には、この町の人たちが大切にしてきた思いがたくさん込められています。
七重町の名前はアイヌ語に由来するといわれ、
ナンナヒエ、「ナンナ(母)」と「ヒエ(恵み)」という言葉が語源とされています。
北海道の地名によく見られる、大地と海への深い敬意が込められた名です。
そして、深い積丹の海は、底に向かって青の色が七層に重なって見えることから、
古くから「七つ重ねの海」と呼ばれてきました。
母なる海の恵みへの感謝、そのエネルギーと命の尊さへの思い——。
それらすべてが詰まったのが、
ここ、レインボー水族館なのです。
※これはフィクションです。
